詐欺的投資被害に遭った場合の弁護士相談
2013年6月27日 カテゴリ:投資被害
詐欺的な投資は大抵の場合、「安心・安全」「高額の利益」を謳っています。(そうじゃないと客を集められない。)
「高額の利益」について、例えば、継続的な高利の配当の支払が約束されている場合、その配当はいずれ停止されることになるのですが、正当な投資であることを装うために一定期間は配当が支払われることが多いです。
「こんな高利回りはおかしいのではないか」と心の片隅では感じながらも、継続的に配当が支払われるためにそのままにしてしまい、配当が停止したら弁護士事務所や警察署にかけ込む、というパターンが多いのですが、これはあまり適切ではありません。
おかしな投資話だと感じたら、配当が支払われていようとどうしようと、すぐさま弁護士に相談すべきです。
配当停止後であっても被害回復を図れることはもちろんありますが、基本的には時間が経過すればするほど被害回復のハードルは上がってしまいます。
私が最近相談を受けたのは、元本保証で年5%程度の配当が支払われる投資話で、まっとうな投資に見せかけるために配当はやや抑え気味にしていますが、それでも今日日の銀行預金利率を考えると、「著しい高利回り」「ありえない投資話」であることに違いありません。
こういったケースはとにかく速やかに弁護士に相談すべきです。