裁判所は夏季休廷の季節
2015年7月25日 カテゴリ:裁判
いよいよ夏本番となり、裁判所は夏季休廷の季節です。
夏季休廷とは、裁判官が3週間程度の休みを取るために裁判期日が入らなくなる期間のことをいいます。
もしかすると「3週間も休み!?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しばしば「公務員はもっと働け」とか「給料もらいすぎ」といった公務員批判の意見を耳にすることがありますが、私はこういった意見に盲目的に与することはできません。
公務員であっても福利厚生は大切だし、労働の対価として地位や職務に応じて正当な金額の給料が払われるべきででしょう。
ただ、裁判官の3週間の休みが長すぎるとの印象はぬぐえません。裁判官の他に3週間の夏休みを取れる公務員がいることは、私は聞いたことがありません。
(ちなみに今年当事務所は盆に3日間の休みをいただきます。この間私も休める・・・はずです。)
もちろん、夏季休廷期間中に自己研鑽に励んでいる方、たまった仕事を消化している方などもいらっしゃるのでしょうが、この辺は裁判官ごとに人それぞれでしょう。
もっとも、誰がどれだけ休もうと、基本的に私の興味の範囲外なのですが、弁護士の私が一番気にしていることは、「裁判官の長期休暇に伴い、それだけ裁判が長引いてしまう」ということなのです。